備忘録



芳賀 嘉海

芳賀 嘉海(結婚後: 堂平 嘉海)(はが よしみ)
男 / 26歳 / 177cm / 秘密結社まがつ所属

twitter企画: 零月譚 – @zerotukitan


【関係者】

・契約怪異:ルリジロウさん(ルリジロウ / ルリ)
右腕を失くしてしばらくした頃に何食わぬ顔で家に入り込み、密かに生活を助けてくれていた怪異。
以前のようには送れないであろう生活に全くの不自由を感じなかった事で、彼の気配を認識するようになる。
生活を助けられている礼にと、自身の”弟”の供養を終えた後に、彼に契約(彼を記憶する事)を切り出す。
一見した間柄は主人と使用人の体ではあるが、契約怪異としても大事な相棒と言える。
実は嘉海の幼少期にも実家の使用人に紛れていた事があるとかないとか(特性上)。

「どうやら世話焼きの怪異が居るらしい。物好きな奴も居たもんだが、正直独り身の生活に助かってはいる。俺はもう零ではないし隠れていたけりゃそれでいいが、礼ぐらいはな…。して貰って当たり前では甘えが過ぎる。」
「おい、お前、ルリ…と言ったな。お前が人でないのを見込んで、頼みがある。暢悠が…弟が居なくなった。あれが忙しないのは今更だが、それでも芳賀の、父さんの子だ。僕に一言も言わず、一人勝手に家を抜ける事はまずない、絶対に。…僕のせいだ!!もっときちんと聞いてやれば良かった!もっときちんと釘を刺しておけば良かった!暢悠も視えているのに!探すのを…連れ戻すのを手伝ってくれ!この通りだ!!」

・後輩であり後の妻:堂平 カエデさん(堂平→カエデさん)
零部隊の新人教育で世話をした後輩で、数年後に妻となる女性。
当時は先輩後輩として親しく、弟の事件により彼が離隊した後も、何かと彼の勤める保管庫に訪れ、顔を合わせ、話をしに来てくれていた。
彼がまがつに寄ったと気付いた時、彼女の心に苦渋の色が落ち始める。
離隊後とは言え彼は零部隊の裏切り者、しかし彼を先輩と慕う彼女は彼を密告する事も出来ず、零部隊としても武士の志としても背く事を許せず、彼女もまた離隊を決意する。
二度と会う事はない、そのはずだった。それから数ヵ月後。街中で偶然彼女の見合い帰りに遭遇、再び、新たな関係を築いていく事になる。

「何だ堂平、新人教育を受け持つぐらいに偉くなったのか。さぁてどうだったか…俺の受け持ちは、堂平に吉原にと面倒な奴ばかりだったからなぁ。まあそうだな、 血気盛りでも神は祟る。良く目を配り、良く目を掛けてやれ。」 
「零時代は男のなりして棒だ刀だ振り回してたんだ、振袖姿に馬子にも衣装とはこの事かと思ってしまったのは俺のせいだけではないだろう?まあ中身は『堂平』のままだったがな(笑)」

「同情をしなかったとは言わない。ただ、役目だなんだとそれだけの理由で、見合いに諦め半分のカエデさんを幾度も連れ出した挙句、「提案」を口走るほど俺はお人よしではない。」

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